2010-01-01から1年間の記事一覧

京都守護職上屋敷跡

京都守護職は幕末の京都の治安を守るため、京都所司代などの上に置かれた。僅か6年で江戸幕府が崩壊したので、その後には現在の京都府庁が建っている。石碑はこの門を入った右手にある。 この旧本館(重要文化財)の中庭は隠れた桜の名所で、京都守護職松平…

旧西陣電話局

20代で没した建築家、岩元禄は3つの作品を残すが、現存するのはこれが唯一のもの。大正期の建築史を考察する上で貴重な作品。(「京都府庁界隈歴史を歩く」より)

佛光寺aug2010

樋屋さんの看板

何気なく町を歩いていたら、こんなものを発見した。側面に、「トユ 中村」と切り抜き加工してある。樋屋さんゆえ、お手の物かもしれない。この看板?にあるように、「トユ」のほうが響きがいいし馴染みもある。京都だけの呼び方なのか?他の地方ではどう呼ぶ…

水戸藩邸跡

護王神社の北、京都御所蛤御門近くにこの高札がある。幕末、京都での水戸藩士の活躍といえば、伏見寺田屋事件くらいしか知らない。桜田門外の変の主役が水戸浪士だったということが、その遠因にあるらしい。

黄金の豚・ミスラッキー

河原町二条を上ったところに、このような置物が。なかなか愛嬌があり、滅多に見かけないオブジェだが、設置場所を見ると納得できる?シュールでちょっと引く人がいるかもしれない、、、。

佛光寺aug2010

祇園町の地蔵盆

京都では8月23日に地蔵盆が行われる。最近ではその前後の土日を利用して行うところも増えているが、ここ祇園町では昔ながらに23日である。場所もお茶屋さんの前でいかにも祇園町らしい。浴衣姿の舞妓さんが目の前を通り過ぎたのも、また祇園町らしい風情であ…

憶念寺

富田富士也なる人は、ネット検索したら教育・心理カウンセラーとあった。このお寺は旧稚松小学校の向かいにある。

京都寮

京都府庁西側の閑静な住宅街にあるこの建物は、京都寮としか表札が上っていない。分かる人だけ分かればよいと考えているのではなく、何か世間を憚っているのかと勘ぐってしまう。調べたところ(何も大層な調べ方をしたのではなく、地図で見ただけだが)、三…

阪急百貨店閉店

四条河原町の阪急百貨店が8月22日をもって閉店となる。京都一の好立地にありながら、いかんせん売り場面積が狭かった。向かいには京都一の売り場面積を誇る高島屋があるにもかかわらず、デパチカがないのが致命的だったのかもしれない。1976年当時には周りの…

50年後に石碑が建つか?

どこにでもある街中の医院だが、ここに石碑が建つかもしれないなんて、、、。この医院は以前は、北山医院といって北山修さんの実家だった。ここの2階で加藤和彦さんたちと一緒に、あの「帰ってきたヨッパライ」を作った(というより出来上がった)らしい。 …

甘味どころ・甘党弥次喜多

河原町四条を下って三筋目を東に入ったところに、こんな行列の出来ている店があるとは知らなかった。どちらかというと裏通りの目立たない店である。以前は別のところにあったようだが、甘いものに興味がないのでよく分からない。この暑い中日差しを避けて並…

長講堂july2010

称名寺

ご存知の方も多いと思うが豊臣秀吉の都市計画で、京都のお寺が一箇所に集められた。北は出雲路橋付近から南は七条あたりまで。そこを貫く道が文字通り寺町通である。いまでも多くのお寺が残っている。そんな中、このお寺は寺町通の一本東側(通称裏寺通り)…

京都タワー

建築時(昭和39年)は景観論争で物議を醸した京都タワーも、いまではすっかり京都の町に馴染んでいる。宗教都市京都を象徴するように、ローソクを模していると流布され長い間信じ込んでいたが、それが俗説であると知ったのは最近のことである。実際は、海の…

佛光寺july2010

七夕の頃にアップすればよかったのかもしれない。

近江屋跡

坂本龍馬が暗殺された場所として余りにも有名な場所で、河原町通蛸薬師を下がった繁華街のど真ん中にこの碑がある。今はコンビニになっているが、以前は京阪交通社という旅行代理店があった。映画館やカーネルおじさん、パチンコ屋と変遷した池田屋もそうだ…

鳩居堂

鳩居堂は平家物語で有名な熊谷直実を祖とし、その20代目が現在の地(本能寺の向い)に薬種商として店を開いてからでも11代目に当る老舗のひとつである。薫香をはじめ文房四宝(筆、墨、紙、硯)を扱う店として著名であるが、東京が本店で京都は支店だと思っ…

学習院跡

学習院はもともと公家たちに学問を教えるところとして、建春門外のこの地に建てられたのが始まりである。明治になって皇族や公家の学校としての官立学校となった。歴代院長には錚々たる人物が名を連ねており、幕末を生き抜いた英雄も数多くいた。今のような…

祇園祭・還幸祭

祇園祭は17日の巡行だけの祭りと思っている人も多いようだが、実際は7月1日の吉符入りから始まり、31日の夏越の祓いで終わる1ヶ月に渡る八坂神社の神事である。24日に行われる還幸祭は、御旅所に鎮座していた三基の神輿が各氏子地域を渡御して八坂神社に還幸…

鴨川・大水の跡

今年の季節は分かりやすい。先週までは梅雨末期の大雨の連続でうんざりしていたが、祇園祭の山鉾巡行の日(17日)から、一転して酷暑が続く。京都は連日37度以上である。 三条大橋にはいまでも大雨の痕跡が残っている。現在の水面と比べれば、およそ1mくらい…

着物の似合う町

京都は着物の似合う町とよく言われるが、僕もその通りだと思う。芸妓さんやお茶、お花関係でなく、普通の女性の着物姿に良く出会う。それもきっちりとした着こなしで、普段着としてきていることが見て取れる人もいる。 今日はそんなひとりとすれ違った。しか…

正念寺

法語というわけではないが中立売通を歩いていたら、このような看板に出くわした。決して覗いてはいけませんといわれると、覗きたくなるのが人の常ではある。「知っているようで知らない一番こわい」姿を見たければ、現地までお運びを。このお寺はブライトン…

龍馬伝

京都文化博物館で開催中の展示会「龍馬伝」に行ってきた。前売り券を買ったお店のご主人の話では、今までの展覧会の中で群を抜いて売れているそうな。会場に入ってみると、weekdayの昼間にもかかわらず多くの観客がいたのには驚いた。 残念ながら会場内は撮…

祇園祭・大店

祇園祭も14日から宵々々山が始まり(本来はこんな変な表現はしない)、各鉾町には浴衣を着た見物客が大勢押しかけている。梅雨末期特有の大雨で、鉾の上の囃子方や見物客も難渋している。 この呉服屋は鉾町ではないが、祭り期間中はこのように休業している。…

富士ラビット商会

壁面に1922−2002とあり、大正末年に建てられ平成になって改築されたことが窺える。ラビットというスクーターがあったことを憶えているのは、ある年代より上の人だろう。2階はとてもおしゃれな(変わった?)カフェになっている。靴を脱いで備えてあるスリッ…

薩藩戦死者墓

京都御所北側の閑静な住宅街を歩いていると、突然このような光景に出くわした。戊辰役、甲子役とあるから戊辰戦争や蛤御門の変での薩摩藩の死者を葬っているのであろう。すぐ西隣には薩摩藩邸のあった相国寺があるから、その関係性が分かる。ただし入口には…

覚林寺

京都ならどこにでもありそうな小さなお寺であるが、いろいろな張り紙がしてある。 門から奥を拝見すれば、なにやら置物が。一見鶴と見まがうが、仏さんの格好に見えなくもない。 歌謡レッスンスタジオも兼ねているらしい。魚山の庵とあるからには、声明専門…

三条台若中会所

祇園祭が例年通り7月1日から始まった。17日の山鉾巡行や前日の宵山だけが祇園祭と思われがちだが、実際はひと月にも亘る八坂神社の神事である。全国どこかしこで行われている観光客目当てのイベント祭りとは異なると、京都の人は思っている。因みに例年宵山…