七夕の贈り物


今宵は新暦の七夕にあたる。天候が思わしくないので、空を見上げてロマンに浸る人も少ないのではないだろうか?
乞巧奠と題するお菓子をいただいた。なんでも七夕の日にしか販売しないお菓子だそうだ。
銘は、天の川、願いの糸、索餅、梶の葉、ありの実、鞠、瓜つふり?の七種。

製造したのは文化元年(1804年)創業の老舗和菓子屋さん。
くださったのは享保元年(1716年)創業の割烹料理屋さん。
旧暦の七夕の日に乞巧奠を行う800年続く和歌の家のご親戚は、この店の常連さん。

200年が作ったお菓子を300年が配る。
こういう店が普通に街中に在るのが、京都の凄いところだと思う。