湖北・観音の里

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少し前のことだが、行きつけの小料理屋さんの仲間たち(松長仏像部と称す)と国宝十一面観世音がおられることで有名な高月町の渡岸寺にお詣りしてきた。
噂にたがわぬ素晴らしい観音様で、人々が魅了されるのが良く分かる。f:id:mfujino706:20190515104547j:plain
元亀元年の浅井氏と織田氏の合戦の時に兵火が迫り持ち出す余裕がなく、土中に埋めて難を免れたとの伝説がある。f:id:mfujino706:20190515131756j:plain
続いて向かったのが石動寺。こちらの十一面観音も穏やかなお顔をされている。f:id:mfujino706:20190515140644j:plain
最後に訪れたのが、己高閣。周辺の廃寺になったお寺の仏像が集められている収納庫である。こちらにも鶏足寺の十一面観音がおられる。f:id:mfujino706:20190515140706j:plain
湖北地方にはこの他にも多くの仏様がおられる。何故にこの様に多いかと言えば、古来より交通の要衝で人と文化の拠点であったからと説明されている。
一番の驚きは上述した3寺はいずれも無住で、地元の人々が交代でお守りされていることである。昔から深い信仰心があったことが想像できる。