奥穂高岳

十数年ぶりの奥穂である(この間、西穂1回、北穂1回は登頂、奥穂は嵐で一度断念したことがある)。
今回は日程的に余裕が取れたので、
初日:上高地ー涸沢テント泊
2日目:涸沢ー奥穂ー北穂ー横尾or徳沢テント泊
3日目:下山、温泉
4日目:帰洛 の予定であったが
悪天候のため全ての日程を変更した。

初日:テントを止めて涸沢小屋に宿泊
2日目:引き返すことも考えたが、雨が小降りになったので、とりあえず穂高岳山荘まで行き、様子を見ることにした。ザイテングラードは雨で困難が予想されたが、それほどでもなく通過。
3日目:前日の天気予報では雨が上ることが予測されたが、結果は外れ。午前5時半出発も、いきなり奥穂の登りがすべりやすく難渋した。


頂上は雨で視界ゼロ、予定を変更し吊尾根を通って前穂から岳沢を下り上高地まで。

紀美子平から前穂は直登でしんどく、重太郎新道の最初はスリッピーで恐怖を覚えながら慎重に下った。この下りは完全に足にきていて予定時間を大幅にオーバーした。前回も懲りたはずなのに、、、。二度とこのルートは通るまいと思った(最後の10mくらいの梯子も疲れと恐怖で必死であった)。
ほうほうの体でたどり着いた温泉と食事にそれまでの苦労がすべて忘れ去ったはずだったが、翌日からの筋肉痛に数日泣かされた今回の山行であった。

今回感じたことは山小屋の食事の変化、とても豪華であった。

涸沢小屋は2300mにあるだけにこのようなメニューも可能なのだろう。

3000mにある穂高岳山荘でもこの通り。ヘリコプターで運んでいるのだと思うが、昔に比べて雲泥の差。登山にもアメニティの要素が加味されるようになってきた!?我々は素泊まりであったので、残念ながらこのようなディナー?にはありつくことはできなかった、、、。