雪月花の会・高台寺圓徳院

今月半ば12日のことであるが、まほうやさんにご招待を受け、雪月花の会に行ってきた。祇園下河原から石塀小路に向かい、ねねの小径と名付けられた細い道を行くと圓徳院の北にでる。



今年のテーマは「赤と黒」だそうで、参加者は必ず赤と黒をフューチャーしなければならず、女性は黒のセーターに赤いネックレスとか、赤いスカーフとかで上手くコーディネートされていたが、ただでさえセンスのない僕としては大いに苦労した。結局赤(えんじ色?)と黒のストライプのネクタイで何とか取り繕ったが、同行の川本さんはこの日のためにわざわざ赤いポケットチーフを購入し、身に付けておられた(胸に光るのは参加章のシール)。


この催しは圓徳院境内の京・洛市「ねね」にある店や、近接の商店が日ごろのお礼を兼ねて(僕は御礼をされるような立場ではないのだが)ということで毎年催されているとのこと。来年には東京国立博物館で保存されるという長谷川等伯の襖絵(重要文化財)を拝見し、北庭に面した書院でお茶をいただいた。
当日は高台寺も無料で入れるとあってお庭を散策した。さすがに盛りは過ぎていたが、所々であでやかな紅葉を鑑賞することもできた。


ここにも「赤と黒」があしらってある。
所を変え、高台寺羽柴という料理屋さんで、「うずみ豆腐粥」なる点心をいただいた。




京都にいるとこういう体験を出来ることが嬉しい。