2009-01-01から1年間の記事一覧

福井藩邸跡

ホテル(京都国際ホテル)を背にして武家屋敷の門が建っている。ここには福井藩の屋敷があった名残である。幕末には公武合体派の松平慶永が藩主となっている。橋本佐内や横井小楠が出入りしたのだろうか?我が家から程近い寺町丸太町に横井小楠遭難の碑が建…

うどんや・山元麺蔵

とある平日の昼下がり、岡崎公園付近を歩いていたら、このような行列に出くわした。看板を見れば「手打ちうどん山元麺蔵」とある。動物園の北側に当たるのだが(平安神宮の南東)、最近この辺りに来ていない所為か、このような店があることを全く知らなかっ…

町家が消えて行く・出水烏丸西入る

空き地を囲うフェンスと言う一見どこにでもある風景である。 ところがここにはこのような立派な京町家が存在していたのである。京都の中心部だけで約2万軒以上の町家があるが、毎年500軒前後が壊されているらしい。一度壊してしまうと二度と同じものはでき…

京都こだわりマルシェin京都府庁

先週の日曜日のこと、京都府庁旧本館を使って、京都こだわりマルシェが開かれたので冷やかしがてら覗いてみた。京都府内で栽培された野菜や、製造された菓子、工芸品等にこだわった朝市である。 朝早くから多くの人が訪れて各ブースを巡り、思い思いに商品を…

水温む・鴨川

この間の日曜日のこと。場所は鴨川の二条大橋上流の、テレビドラマなどでお馴染みの場所。 幼い男の子は途中で立ち往生し、父親はなだめすかしながらなんとか向こう岸までたどり着かせようとしているが、男の子は泣いて父親に抵抗している。それをじっと見守…

京都商工業創業年代番付

ある老舗の店頭にこのような額が飾られていたので、許しを得て写真に収めた。これで行くと、東の横綱の松前屋さんは元中9年(1392年)、西の横綱の本家尾張屋さんは寛正6年(1465年)の創業で、いづれも応仁の乱より前と言うから凄い。因みに京都の人は時代…

転法輪寺

これも先月のことであるが、御室八十八ヶ所の帰り道、仁和寺の北側にある転法輪寺にお参りした(というより、通りかかったら目に付いたので立ち寄っただけ)? 鐘門が建て替えられたばかりであったが、現代の建物らしくスロープが付けられ、バリアフリー化し…

グリーンカーテン

先月中旬のこと、京都市役所前を通りかかったらなにやら人だかりが。庁舎の壁にはこのようなネットが張られている。これからグリーンカーテンのための苗を植えるためのパフォーマンスが行われようとしているところである。 この苗はゴーヤであり、これが成長…

エコロタクシー

一見どこにでも走っている普通のタクシーである。 よく見ると屋根の上に風車が(撮影時は停車していたので回っていないが、走行しているときは全力で回転している)。 このタクシー会社は「環境に優しいタクシー」を標榜していて、この風力発電でLED照明…

おかきやさん・蕪村庵

午前10時前、京都のへそと言われる六角堂の向かいにこのような長蛇の列が。中高年の人が多いようだが、よく見ると町家でおかきを販売するところらしい。1,2年前には気づかなかったくらいだから、最近できた店なのだろう。まったくのノーマークであった。開店…

牛乳箱

最近では見かけなくなった牛乳の宅配(牛乳配達と呼んでいたが)。牛乳は栄養価が高く子どもの成長には欠かせないが、まだスーパーやコンビニがなかった時代(家庭用冷蔵庫も普及していなかった)には、各家庭がこの牛乳配達を利用していた。新聞と同じよう…

犬矢来異聞

京都の街中を歩くと、このような犬矢来を見かけることが多く、取り立てて話題に取り上げる程ではない(竹はすぐに劣化してしまうので、このような新しいものを見かける機会は少ないかもしれない)。 しかしながらよく見ると、中央と右端にデザインのような模…

たいやき屋・えびす堂

前述のSKIPのメンバーを案内して伏見の町を歩いていたら、こんな光景に出くわした。白いタイヤキもこの店のこともなんにも知らないので、なぜ行列ができるのかよく分からない。余り興味もないので特に調べようとも思わなかったが、mixiでとりあげていた…

クロマッチクアコーディオンミニミニ演奏会

さる19日に、クロマッチクアコーディオンの演奏を聴く機会があった。かとうかなこさんというプロの演奏家により、この3種類のアコーディオンの音色を聞かせてもらった。真ん中の小さいのはおもちゃで、アンコールに応えての「六甲おろし」はご愛嬌で、さすが…

日本一のたけのこ・とり市老舗

「日本一のたけのこ」の産地として知られる、京都洛西塚原地区産のたけのこを扱っている、京都ではお馴染みの店である。朝掘りたけのこだが、ご覧の通りの値段でも売れ行きはいいらしく、空になった籠が目立つ。 この季節はたけのこだが、秋は高級まつたけ、…

新・浅とみ

大通りから一本入った細い裏道に面して、とてもアートな建物がある。この辺り一帯は「五條楽園」と呼ばれる旧遊郭(現在も?)で、一般の人が余り足を踏み入れるところではない(小さい頃、あるいは長じてからも、「いったらあかん、恐いとこ」であった。 い…

御室八十八ヶ所

仁和寺の裏山(成就山)一帯に、四国八十八ヶ所の霊場を模した御室八十八ヶ所があり、ハイキングを兼ねて多くの人が巡っている。 まずは仁和寺の山門を入り五重塔を横目で見ながら一番札所へ。 GWで東京より帰省しているN君とのハイキングのため、札所ご…

法金剛院

嵯峨野めぐりの帰路、法金剛院に立ち寄ったが閑散としていて、同行のT君は「これで400円の拝観料は高い」とのたまっていた。この寺は7月上旬に咲く蓮の花が有名だが、池はこのとおりその面影もなく、道理で人がいないはずである。唯一牡丹だけが咲いていた。…

大覚寺・大沢池

大覚寺に隣接して(あるいは境内か)大沢池という小さな池がある。広沢池ほど大きくはないが、池の周りに無粋な建造物がないのは同じである。その昔嵯峨天皇がここに船を浮かべて観月会を催したことで有名である。これに因んで、九月の中秋には観月の夕べが…

大覚寺

大覚寺は嵯峨天皇の離宮であったため別名嵯峨御所と呼ばれる。生花の嵯峨御流もここから出ている。入口はご覧のようにごく普通である。 大広間に駕籠があるというのもお寺では珍しい。 境内はお寺というよりやはり御所の趣がある。左近の桜ならぬ左近の梅が…

松に鷺・広沢池

池に張り出した松ノ木に一羽のアオサギが止まっている。 長時間じっとしていて動かないので置物かと思ったが、これこの通り首を180度回転させたところを見ると本物らしい。花札にこのような絵があったかな(あれは松に鶴だったかな)? うそのような景色であ…

松に鷺・広沢池

池に張り出した松ノ木に一羽のアオサギが止まっている。 長時間じっとしていて動かないので置物かと思ったが、これこの通り首を180度回転させたところを見ると本物らしい。花札にこのような絵があったかな(あれは松に鶴だったかな)? うそのような景色であ…

特別公開

春秋、年に二回行われる一般公開とは異なり、天皇皇后成婚50周年を記念しての特別公開である。 一般公開では開けていない承明門から見る紫宸殿。 今回の目玉は、成婚パレードで使用された馬車で、これを目当てに多くの人が来ている。平日にもかかわらず押す…

坪庭のある駐車場

どこにでもある街中の駐車場である。でも良く見るとなんか工作物が、、、。 何と一角に庭がしつらえてある。しかも大きな手水鉢や、立派な石組みまでも。結構手入れが行き届いていて、駐車場の隅にあるのはもったいない気がする。 駐車場を作る前からあった…

京の町名の由来・京都市立芸術大学作品展

先月のことであるが、ひと・まち交流館京都でちょっとした作品展があった。 京都の町名の由来を調べてそれを絵で表現するというもので、会場も狭いのでほんの一部の町しか展示されてなかった(本当はもっと作品があるのかどうかも知らない)。 僕が興味を持…

ツアーガイド・ジョニー広岡

この一団は何をしている? 外国人相手の「B級ツアー」の参加者で、五条楽園駐車場で「芸者」について説明を聞いているのである。真ん中の背の低い日本人が案内役のジョニー広岡さんで、Johnney hillwalkerとして有名である(外国人には、ひろおかは呼びにく…

椿咲く

我が家の庭の椿が漸く咲き始めた。剪定や手入れは全くと言っていいほど行わず、生えるに任せているので、花にうるさい人がいたらお叱りを受けるに違いない。夏場に毛虫が大量発生するので、それをやっつけるのが唯一の手入れである。 早速蜂がやってきて、せ…

若手職人工房・いぶき東山

このギャラリーは東山通りに面した小さな町家にある。若手職人さんの作品発表と販売の機会を提供する目的で開かれている。 このお猪口がいいなと思ったのだが、4千円に手が出なかった(紙パック3ℓ入り1200円の安酒を入れるには不釣合いである?)。案内して…

小学校は花盛り

京都市の小学校入学式は、4月6日だった。 どこの小学校でも校門の前の桜は満開で、その中を身体半分くらいのランドセルを背負った新一年生が入っていく。 この写真は洛央小学校(御所南も旧有隣小学校も満開だった)。 これは近所の佛光寺の紅枝垂れ。先週…

舞鶴・赤レンガ博物館

3月20日のブログの続き。 東舞鶴には軍港の名残か、多くの赤レンガ倉庫群が残っている。そのうちの一つが博物館となって公開されている。舞鶴市の直営で入場料は200円。もとは魚雷を格納していた倉庫とのこと。鮮やかなステンドグラスは後から作ったものか。…