2009-01-01から1年間の記事一覧

青蓮院・青不動開帳

粟田口にある青蓮院は天台宗三門跡寺院の一つとして有名で、特にこの大きな楠5本が特徴的なお寺である。下の2枚は初夏に撮ったもので葉っぱも青々としている。 この秋、平安時代後期創建千年にして初めてとなる秘宝の青不動明王(正式には不動明王二童子画…

六孫王神社

清和源氏発祥の宮と称し、江戸時代には徳川家の庇護があった様である。立派な唐門があるが明治になって衰退し、いまでは境内の一部を新幹線が通っている。源氏系統の人の信仰があるらしい。 京都市南区にある。

泉屋博古館・富岡鉄斎展

岡崎天王町の交差点をさらに東に坂を上っていくと、そこは閑静な住宅街、というよりも豪華な屋敷が並んでいる(明治時代は別荘地であったらしい)。右手には岡崎つる家。皇族、国賓が入洛された際には、必ずここで夕食である。あのタイヤメーカーの格付け本…

北海道土産

今回の旅行ではお土産を買う時間がほとんどなく(札幌での乗り継ぎは15分くらいで、外に出ることはできなかった)、飛行場の売店でで慌しく物色した。事前にT先生から、じゃがポックルは北海道でしか売っていなくてしかも人気なのでまず買うことができない…

北海道・美瑛四季の風

前述のT先生が、美瑛に美味しいお蕎麦屋さんがあり一度だけ行ったことがあるというので案内してもらった。ただでさえ広い北海道で、どの家も畑の中にぽつんと一軒家があるという状況で、ナビも全く役立たず(北海道のナビはただ道があるだけで、目印になる…

北海道・滝川

10月2週目は滝川市の職員研修のお手伝いのため3泊4日で北海道へ。 いかにも北海道らしい広大でのんびりした街であるが、人口4万人にしては立派過ぎる?市庁舎である。隣接した土地では市立病院が建設中である。隣の砂川市(2万人)との合併に失敗した挙句、…

豚まん

ご存知551蓬莱の豚まんである。どこの店でも行列ができているが、ここ京都駅八条口の店はいつでも行列ができている。近鉄電車の駅の改装に伴って以前の店より不便な場所に移動したが、相変わらずの賑わいである。以前の店だと通行の支障になるので移動させら…

新島襄旧邸・その2 オルガンを弾く人

朝一番に行ったつもりだったが既に先客がいた。東京から来られているようでオルガンの前に座って曲を弾いていた。以前どこかでこのような光景を見たことがあったなと考えていたら、20年前以上のことを思い出した。場所は安曇野の碌山美術館であった。思い起…

新島襄旧邸・その1

京都御苑の東側に、同志社の創設者である新島襄の邸宅跡がある。生徒の過ちは教師たる自分の過ちである、といって自分の腕を鞭打ったというエピソードを教科書で教わった記憶があるが、最近の教科書には載っているのかな?門を入って正面が居宅跡である。 中…

知恩院のお茶

おなじみ、浄土宗総本山知恩院の三門である。知恩院の七不思議の一つである「白木の棺」があるところである。この三門を命がけで作った大工の棟梁が、予算超過の責任を取って自刃したことにより、棟梁夫婦の木造が納められているらしい。 この先の急な石段を…

武徳殿

明治32(1899)年に建てられたこの建物は平安神宮の北側にあり、講道館(東京)と並び日本武道の聖地と称せられていたらしい。戦前は武道専門学校という名であり、マンガ「龍」の舞台になったところである。現在は京都市武道センターの一角を占め、国の重要…

提燈・奥川商店

他の都市はどうか知らないが、京都では提灯屋さんを見かけることが比較的多い。たまたま作業中(刷毛で色をつけていた)だったので、許可を得て写真に収めた。作っておられたのは、祇園甲部の温習会の提灯で、いかにも京都らしい。顔が鮮明に写るのを避ける…

鴨沂高校

京都以外の馴染みのない人には読めないと思うが、「おうき」高校と読む。日本で最初の公立の女学校を前身としている。その所為でもないだろうが、卒業生には山本富士子をはじめ女優や芸能人が多い。田宮二郎、加茂さくら、団れい子、森光子(中退)、沢田研…

菓子型彫刻所・野口

和菓子といえば京都を代表する名物の一つで、茶道の隆盛とともに有名な和菓子屋さんもたくさんある。その和菓子を作るためには型が必要で(特に干菓子)、各和菓子店には秘蔵の型が残してあるのをテレビで見たことがある。 普段何気なく通っている道沿いにこ…

光徳寺

おしゃれな階段の向こうには何があるのだろうか?そう思って、通りがかりに見つけたビルを良く見ると、なんとそこはお寺だった。幼稚園も併設しているらしいが、一見お寺とは見えない。東京辺りにはビルのお寺は良く見かけるが(京都にも増えてきているが)…

蓼科その3・八ヶ岳

翌朝は別荘地の周りの池を散策し、八ヶ岳中央農業実践大学校で催される野菜の朝市へ出かけた。赤岳への登山口に当たる美濃戸口の途中にあるここは、文字通りこの地で作った新鮮な野菜を採算抜きで販売している朝市で、地元の別荘地の人しかしらない隠れた名…

蓼科その2・メルヘン街道

軽井沢からは途中八千穂で右に折れてメルヘン街道を走った。八千穂高原の駐車場で展望を楽しんでいると、高級外車の一団に出くわした。左から、ご存知ポルシェ、フェラーリ、フェラーリである。運転者と思しき人たちも休憩していたが、東京のセレブといった…

蓼科その1

先月のことであるが、KSENの仲間(老若男女)9人で蓼科にある代表の川本さんの別荘にお邪魔した。 金曜の夜に出発したので、早く着きすぎるため時間調整をし、まずは野辺山で日の出を見ようとJR最高地点まで(以前は日本国有鉄道最高地点と書いてあったはず…

お盆

お盆のお墓参りに出かけた。我が家は浄土真宗なので、浄土宗ほど大層なお盆の行事は行わないが、お墓参りは欠かさない。ここには、このように2万基以上のお墓があるので参拝客が絶えず、この時期にはバケツや柄杓が足りなくなることがある。 花で念仏の2文…

鬼門その2

京都の街なかを歩いていると、そんなに目を凝らしていなくても、普通に鬼門を見かけることがある。ここもその一つだが、お犬さん向けのメッセージがご丁寧にプレートに書いてある。鬼門にとって、犬は大敵のようである(本当はその飼い主だが)。

すだれ・近藤老舗

お盆だというので、朝からお墓参りに出かけたが、今日もとても暑かった。昔の人の暑さ対策のひとつにすだれがある。ここは一見どこにでもありそうな店だが、すだれを専門に扱っている店らしい。文化5年というから、江戸時代後期、いまから200年ほど前の創業…

西院ミュージックフェスティバル

西院(さいいん)とは京都市右京区にある地名で、西大路四条、三条付近一帯である。阪急電車の西院駅があることでもお馴染みである。淳和天皇が引退した後に住んでいた邸宅「淳和院」の別名が「西院」と呼ばれていたのが、地名の由来であるらしい。 この西院…

オハグロトンボ

オハグロトンボ(正式にはハグロトンボというらしい)が庭に来ていたので追いかけながら撮った。羽根をはためかせているところはもっと優雅だが、写真には撮れなかった。僕の中では、トンボ=秋のイメージなので、季節がずれているのか、それともこの認識が…

シネコン

京都の映画館事情も随分様変わりし、シネコン(cinema complex)がいくつかでき、他を圧倒しているようだ。おかげで、昔ながらの映画館は退場せざるを得ず、個性的なフィルムを上映する個性的な映画館が少なくなってきた。残っているのは、みなみ会館と京都…

鬼門

日本では、方位学的に見て北東を鬼門とする思想があり、その場所には造作を避けるという習慣が昔からある。平安京は風水に則って造られ、鬼門(北東)には比叡山延暦寺を配し、裏鬼門(南西)には岩清水八幡宮が鎮座し、都を護っているという説がある。平安…

祇園祭・御神燈

祇園祭はハイライトの山鉾巡行が終わったが、祭り自体は31日まで続いている。 鉾町の多い室町通では、このような御神燈を献じているところが多い。 お商売をしているところだけでなく、一般の家でも。 ホテルまでも。いずれも提灯が雨に濡れないように屋根を…

祇園祭・鱧祭り

7月1日の吉符入りに始まり、31日の夏越の祓いで終わる祇園祭も、16日宵山17日山鉾巡行が一番盛り上がる時である。昨日から各山鉾に提灯がともり一帯は大勢の見物客で夜遅くまで賑わっていた。祇園祭が屏風祭りとも言われているのはよく知られたことである。…

本願寺水道

東本願寺は江戸時代に4度の火災に遭って焼失し、その都度全国の門徒の力で再建された。現在の建物は明治28年に完成したが、二度と火災焼失を起こさないようにとある防火設備が施された。完成したばかりの琵琶湖疏水(日本で最初の水力発電や市街電車を走らせ…

浄土宗宗務庁

東山華頂山の知恩院に程近い閑静な場所に浄土宗宗務庁がある。いわば内閣に相当するところである。 愚者の自覚を 家庭にみ仏の光を 社会に慈しみを 世界に共生(ともいき)を この浄土宗21世紀劈頭宣言を具現化すべく、共生・地域文化大賞が制定され、今年で…

東本願寺・御影堂大移動

大移動と言っても、御影堂が動くわけではない。数年に亘って工事中であったが漸く完成したので、その屋根を覆っていた素屋根は解体してしまうとそれっきりだが、無駄を省き再利用しようと言うことで、南隣の阿弥陀堂の工事に使うこととなった(最初からの計…